結婚指輪のサイズ直しについて

結婚指輪のサイズは変えられる?

結婚指輪が完成したあとで指のサイズが変わることはよくあります。
そんなときによく利用されるサイズ直しについて、可能だとも不可能だともよく言われるのはその指輪の設計次第だからです。
できるのかどうかが分かれるそのポイントを知っておくと安心です。

指輪の強度

強度は指輪ごとに違っているもので、これが高すぎるとサイズの変更が難しくなります。
強度が高くなるのはまず頑丈な素材を使っている場合で、たとえばチタンやステンレスなど特に強度が高いといわれる素材ではサイズ直しが不可とされやすくなります。
結婚指輪の定番素材となるプラチナやゴールドはそこまでの強度ではなく、サイズ直しもしやすい素材です。
ただ、鍛造法といって金属を鍛えて強度を高める製法で作られた指輪は、その素材に関わらず硬すぎてサイズ直し不可とされやすくなります。
木目金もこのような金属が鍛えられる製法となるため、サイズ直しにはあまり向いていない指輪です。

指輪のデザイン

簡単にいうとその指輪のデザイン性が高すぎるものが不可とされやすくなります。
たとえばリングの全周に複雑な装飾が施されている場合や、リングの全周が複数の素材を組み合わせて作られている場合などです。
サイズを調整するには指輪の一部分をいったん切断する必要がありますが、そうするとデザインが崩れるため、一般的にはあとからサイズを変更するのは難しいとされています。

サイズ直しをしたい結婚指輪があるときは

ご紹介したように指輪の設計によってサイズの調整ができるかどうかが変わるのですが、実際のところを工房まで問い合わせることも大切です。
一般的には難しいとされる指輪でも対応可能な場合もあるほか、サイズ直しは難しくても同じデザインで別のサイズの指輪と交換できる場合もあります。
このように実際の可否は工房やショップ次第でもありますから、指に合わなくなったとお悩みの場合はまず問い合わせるといいでしょう。
問い合わせ先としてまずおすすめなのはその結婚指輪を作ったショップや工房などです。